デザイン会社、デザイン事務所、東京青山 表参道

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デザインには流行があります。デザインの流行は日々変化し、洗練の定義は変わっています。それは非常に細かい部分の文字や配色であったりしますが、見る人に新鮮さや洗練を感じさせます。私たちは見る人の感覚に合わせたデザインを行っています。
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謹賀新年。正月2日のブランドといえば箱根駅伝ですが

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新年明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

どうも!青山でブランディングとブランディング戦略を提案しているGRACIAのブランコです。

 

1月2日です。この1月2日には、大きなブランドとなっている恒例イベントがあります。はい「箱根駅伝」です。今大会は年末からJR東日本の「キオスク」で「箱根駅伝」のガイド本やタオルなどのグッズが販売されています。そのくらい大人気のイベントです。文字通りブランドです。

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関東に住んでいると、これを普通に受け止めてしまいがちなんですけど、これ、ちょっと不思議なスポーツ大会だったりします。

まず舞台はもちろん東京、神奈川のみ。そして出場校も関東の大学のみ(夜間大学の学生は出場不可)。そんなローカルな大会なのに、駅伝としてはもちろん陸上競技全てを含めても、図抜けた人気イベントなんです。そもそも大学日本一を決める大会より、関東一を決めるイベントの方が、圧倒的に人気があるのですから、これは不思議以外の何物でもない。そのせいか、全国の長距離走で活躍する高校生のほとんどは、箱根駅伝を夢見て、関東の大学への進学を希望してしまうのだとか。

さらに不思議な点があります。このイベントが1月2~3日に開催され、その前日の元旦には実業団対抗の「ニューイヤー駅伝」という駅伝大会も開催され、テレビ中継もされます。この大会は実業団の駅伝日本一を決める大会で、出場選手は、大学を卒業して社会人となった「箱根駅伝」OBスター選手揃いなのに、なぜか人気はいまひとつ。それまでキャーキャー言われた選手が、同じ駅伝競技に出場しているのに、なぜか人気が違う。なぜに「箱根駅伝」だけが突出した人気となり、ここまでのブランドになっているのでしょうか。

違いがあるとすれば、それは「箱根駅伝」は東海道というメジャーな地域を走るのに対して、「ニューイヤー駅伝」が群馬を舞台としている点。そして実業団に思い入れのある人は少ないが、大学は母校として思い入れのある人が多いであろうという点。最後に、 いずれも新聞社と系列テレビ局が共催となっているものの、「箱根駅伝」は、格段にメディアを通じてのクロスオーバーな大量プロモーションが行われている点でしょうか。 

その背景にあるのがお金。メインスポンサーの「サッポロビール」のスポンサー料が10億円以上との噂。また大学側もこの大会で優勝すると入学希望者が各段に上昇するとか。某大学は1万人も増加。その受験料が3万5,000円とすれば….3億円以上の増収入となります。またスポーツメーカーも大学とシューズ契約をすすめています。これも優勝したチームをサポートしたスポーツメーカーは30億円もの宣伝効果を生むとか。ジョギングブームの今なら納得の数字でしょう。実業団チームが優勝しても、あまりお金は…動きそうないですね。

ここで明らかになるのは「ニューイヤー駅伝」や他の陸上競技に比べて、圧倒的にお金が絡むという点ですね。それだけ大学もスポーツメーカーも本気になってサポートを行い、選手の尻をたたきまくることになるのでしょうね。

しかし、これは現在の話。もちろん最初から人気があったわけではありません。実際、当初は「テレビ東京」が放映権を持っていたのに、人気がないため手放しています(当時は録画でダイジェスでの放送)。つまりは読売新聞と日本テレビのブランディング戦略の賜物だったことになります。

冷静に考えれば、家族団らんで見れる、筋書きのないドラマで最後まで楽しめる、大学出身者が母校を応援したくなる、などヒットコンテンツとしての可能性は十分にあるわけですが、それを金の卵として見極め、ここまでのブランディングを成功させたのは、見事です。こう見ると、世の中には、見せ方や演出を見直すことで、まだまだ見落とされている金卵ブランドが埋もれているのかもしれません。それはイベントに限らず、貴社の製品やサービスにもあるのかもしれません。

そんな金の卵ブランドが孵化する新年になるといいですね。見直しのお手伝い、グラシヤにお問合せください。