ブランディング、デザイン

デザイン会社、デザイン事務所、東京青山 表参道

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デザインには流行があります。デザインの流行は日々変化し、洗練の定義は変わっています。それは非常に細かい部分の文字や配色であったりしますが、見る人に新鮮さや洗練を感じさせます。私たちは見る人の感覚に合わせたデザインを行っています。
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どこか勘違いされてるブランド「高岩寺とげぬき地蔵」

どうも!青山でブランディングとブランド戦略を提案しているGRACIAのブランコです。

少し前に、裁判で「信頼のないブランド」と認定された、ちょっと特殊なブランド「東京スポーツ」について紹介しました。今回も、ちょっと特殊なブランドについて紹介したいと思います。
それは「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる巣鴨の象徴、「高岩寺・とげぬき地蔵」です。おそらく「高岩寺」という名前を知らない人は多くても、「とげぬき地蔵」の名前を知らない人はいないと思われます。そして「とげぬき地蔵」をありがたがって、全国から巣鴨に高齢観光客が集まってくるわけです。
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ところが、これ、ちょっと変なんです。実際に「高岩寺・とげぬき地蔵」に出かけたことのある方は、少し疑問にもたれたことがあるはずです。「とげぬき地蔵」を拝みに来たはずなのに、「とげぬき地蔵」って、どこにあるんだろうかと。そうです。ここ、高岩寺に行っても、「とげぬき地蔵」を拝むことができません。実は、地蔵菩薩像そのものは秘仏なので非公開なんですね。看板地蔵は見られないのに、ここまでブランディングされているのです。
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しかし、なぜ看板地蔵が見られないのに、観光客が来続けるのでしょうか。実は「高岩寺」の境内に出向くと、常に長蛇の列ができています。その列の先頭を見ると、高さ1mちょっとの黒い観音像が立っています。そして列に並んだ人たちは、先頭でこの観音像に水をかけ、タオルでごしごし洗っています。こちら「洗い観音」と言われる観音様で、濡れタオルで拭くとご利益があるとされているものです。人気が高く洗いすぎて菩薩像の形が崩れてしまい、数年前に新しに二代目に切り替わったほどです。
そして、この「洗い観音」の横に立って見ていると、多くの参拝客が「お地蔵様、お地蔵様」と唱えながら洗っているのです。あきらかにお地蔵様ではなく観音様なのに、これをとげぬき地蔵と思い込んで、ご利益を期待されて、洗っているようです。いわば勘違いです。
おそらく、高岩寺で有名なのはとげぬき地蔵。そして境内で唯一列ができている像がある。つまり、これは、とげぬき地蔵に違いないという三段論法による勘違いですね。もちろん誰かが狙ったわけではないのでしょうが、偶然が偶然を産んだのでしょうが、勘違いでもブランディングって成立するものなのですね。

なお、こちらの高岩寺では、2月3日16:00から「節分」が開催されます。例年、多くの芸能人、力士を招いて豆まきが行われるので、興味のある方は、出かけられてみてはいかがでしょうか。